市販の英語教材に効果はあるか
英語学習を大人になってから始める時、英会話教室と並んで人気なのが、市販の英語教材でしょう。例えば、毎日聞いているだけで英語がみるみるわかるようになるCDとか、一日数分の勉強だけでよいテキストなどです。社会人向けということもあってか、これら市販の英語教材の価格は結構します。そのくせ「とりあえず試す」ということが難しいので、購入は一か八かの賭けになることもあります。このため、これらの英会話教材はちゃんと効果があるのか、心配な人も多いでしょう。結論から言うと、これらがゴミということはまったくありません。英語上達のためには効果はあります。しかし、これが大切なのですが、その教材だけで完璧にマスターできるほど、あるいは実用的な英語能力が身につくほど、英語は簡単でもありません。つまり、市販の英語教材だけ使って勉強したとしても、英語学習としては不十分だということになります。例えば、聞くだけで英語が上達するCDですが、使い続ければ確かにヒアリング能力は高まるでしょう。また、会話も多少は向上するかもしれません。しかし、聞いているだけでは表現力はどうしても成長しません。単語や熟語の知識があって、初めて役に立つ英語教材だと言えるのです。