英語学習のコツは繰り返し
学生でも社会人でも、英語の勉強が必要になった時に、まず考えることは「どうやって英語を勉強したら速く覚えることができるか」だと思います。いろいろな省エネ・省スピードでの学習法を考える人は多いと思いますし、それらを掲げた英語学習用の教材もたくさん出ています。しかし、著者の経験から言うと、「英語学習に近道なし」だと思います。ボキャブラリーは単語の積み重ね、言い回し・表現は熟語の積み重ね、会話は発音の積み重ね、聞き取りはリスニングの積み重ねですから、結局はすべて積み重ねた学習があって初めて生きてくるのが英語だということになります。例えば、単語もわからないのに、リスニングをどれだけやっても英語は上達しません。そういった意味での近道はないと言えます。したがって、英語上達のためにはまず、単語をしっかりと身につけるために繰り返して単語を覚える努力をすること。非常に地道な作業ですが、極端な話、中学校一年生の教科書から、出てくる単語をかたっぱしから覚えていくだけでも、英語の能力は意外に上達するものなのです。そんな基礎だけでは飽きるという人であれば、併せてリスニングをやったり、会話をするのもいいことでしょう。