断食道場って危険じゃないの?

断食道場は危険ではありません。なぜなら、医師や管理栄養士がしっかりと常駐し、参加者の健康管理をしてくれるからです。ごくまれにこうしたスタッフが常駐しないという断食道場もありますが、そのような断食道場を事前に調べて回避するようにすれば、断食道場はまったく安全であると言っていいでしょう。
そもそも、人間はかなりの長期間断食を出来るような体になっています。断食道場では最長で20日間というコースがあります。これは完全絶食をするわけではありませんが、それでも20日間ほぼ何も食べないようなものです。しかし、それでも大丈夫なのです。
それに比べたら、断食道場の中で一番人気のコースである、2泊3日や4泊5日というようなコースが危険であるわけがない、ということが出来るでしょう。人間はこのくらいで倒れるようには出来ていないのです。
もちろん、ごくまれに倒れてしまう人の例も報告されているのですが、基本的に、断食で倒れたと報告されるのは、1週間以上の長期のカリキュラムです。短期のカリキュラムではほとんどありません。倒れることが出来るほどの日数ではないからです(繰り返しになりますが)。
また、断食道場で倒れる人は、本人に原因があった場合も多いです。例えば、睡眠をしっかり取っていなかったというケースです。断食道場にいる間は、朝は早く起床し、夜は早く就寝するという、規則正しい生活をすることが必要です。断食によって体に負担をかけているわけなので、せめてリズムだけでも健康にしなければ、体が持ちこたえられないからです。
なので、こうした体調管理の基本さえしっかりしていれば、断食道場にいっても危険なことは何もありません。断食道場そのものが危険か安全かという話ではなく、そこで健康を保てるだけの自制心があるかどうかということが大事なのです。
ほとんどの人は、断食道場で自分の規則正しい生活をするくらいの自制心は持っているので、行った人はほぼ確実に、断食に成功します。
そもそも危険というのであれば、例えば野球などのスポーツをするのだって、危険です。しかし、その危険を承知の上で人々はスポーツを楽しむわけです。
それに比べたら、断食で倒れる人などほとんど皆無と言ってもいいくらい少ないのですから、リスクやデメリットを恐れてばかりいないで、どんどん挑戦してみるのがいいかと思います。断食道場に限らず、新しいことには常にチャレンジしているべきです。